転職活動を始める前に知っておいて欲しい事などを私の経験を踏まえて書きました。
初めての転職活動。何から始めればよいの?
私もそうでした。
初めて転職活動をしたいな~と思ったとき、私は何から始めてよいかわかりませんでした。
でも私はラッキーでした。
当時、私は人事部でアドミ業務をしていました。
その際の私の上司は、ご自身も転職活動を複数回経験されていたし、採用チームのマネージャーだったのでその道のプロでした。
とても親身になってくれるマネージャーで、自社で私が成長できるポジションを模索してくださると同時に、良い機会だから勉強のためにと転職活動を勧めてくださり、やり方まで教えてくれました。
実際に転職活動を始めたいけれども初めてのことで何から始めればよいかわからなかった私は、教えていただいたことがとても有り難く、始められなかった一歩が何だったのかと思うくらい、スムーズに始めることが出来ました。
転職活動は回数を重ねるごとに上達する
転職活動は回数を重ねるごとに上達します。
初めての転職活動の後、結局活動はしたものの、前述の上司が「会社にも上司にも私にもWin-win」のポジションを作ってくださり、結局はその会社に残りました。
その時のポジションは、その時の私にとっては良いものでしたが最適ではなく、1年から2年でより良い場所に移りたかったからです。
(もちろん、いる間は120%のパフォーマンスを出して会社にも上司にも貢献しましたし、上司も納得してくれていました。)
初めての転職で100%満足いくポジションを見つけるのは難しいのです。
勿論かなえたい条件を現職よりも少しでも多くクリアする転職先を見つけることは必須で安易な転職はダメですが、全てを叶えるのは無理です。
少しずつ条件をクリアしていくことが大事。
私は、その後も転職活動を緩く続けます。
何度もしているうちに、活動をしていなくても活動をしている状況が出来てきました。
これが私のおススメする長期の転職活動(通年転職活動)です。
自分に適した職場が見つかるかどうかは家探しと同じ。タイミングで見つかったり見つからなかったりします。
そこで通年転職活動が適していることがわかりました。
最適なアドバイスをしてくれる人が少ない
私は、直近の10年、人事部で採用担当をしてきました。
同じチームのメンバーが転職活動をする際には、アドバイスもしてきました。
そこで驚くのは、採用担当者で転職経験がある子でも転職活動のベストな動き方を解っていないことです。
もちろん、他の職種の方に比べると私のアドバイスの吸収と成果を出すスピードは100倍速いですが、最初の出だしが間違っている事が多い。
そこで私はアドバイザーの必要性を感じました。
転職エージェントに任せきりは危険!
転職エージェントは、私は活用すべきソースの一つだと思っています。
私も通年転職活動で多くの転職エージェントにお世話になっています。
転職エージェントは無料で私たち転職活動者にサービスを提供してくれます。
もし、私がその転職エージェント経由で企業に入社をしたら、転職エージェントはその企業から紹介フィーを受け取ります。
つまり、私はお客様ではなかったりします。
そんな私の将来のことを親身になって考えてくれるエージェント担当者は0ではありませんが、見つけるのは難しい。
それが私の経験から思うことです。
そのため、転職エージェントとWin-winの関係を作りながら、自分で転職活動の主導権を握り管理していく必要があると痛切に感じていて、皆さんにも推奨しています。
転職活動時に感じる孤独と行き場のない思い
転職活動はとても孤独です。
現職の同僚に話すのは危険ですし、転職経験者の友人も全く同じ経験をしている人は少ないでしょう。
転職エージェントの担当者の何気ない一言に落ち込んだり、選考途中で不合格になると滑り止めの企業の選考であっても落ち込みます。
実際に私もそうでした。
信頼する上司に相談できる環境だったころの転職活動が唯一孤独でなかったことを今でも上司に感謝しています。
そうそう。不合格だからと言って落ち込む必要はありませんよ。
「その時に募集しているその会社のそのポジション」という、数万の中のたった1ポジションと「今のあなた」が、「このタイミング」でたまたま合わなかっただけです。
あなたから見ても、そのポジションが不合格だったに過ぎません。でも良い機会なので、PDCAを回すために改善できる部分を考えて改善しましょう。
せっかくオファー(内定通知書)を貰ったのに、この会社に転職してよいか分からない。紹介してくれた転職エージェントも、内定をいただいた企業も入社がベストな選択だと言ってくる。本当にそうなのだろうか?
私が信頼する上司に2度目の相談をしたときは、そんなときでした。
あの時に「相談して適切な回答をくれる人」が居なかったら、同じところをグルグル回って答えを出せなかったと思います。
私は本当に恵まれていました。
安易な転職は絶対ダメ
転職エージェントから回答期限前なのに毎日のように催促の連絡がきて焦る。どうしよう。そんな悩みを聞く場合もあります。
特に初めての転職や、働き方改革目的の年収ダウンの転職、業務範囲の拡大を求めて大手から中小企業への転職など、答えが出しにくい時があります。
私は、転職活動の最初から、そうならないような活動方法をお知らせしています。
でも事前に準備をしないタイミングでオファーを貰ったら、、焦って間違った転職をするのは危険です。転職エージェント、企業の採用担当者だけが相談相手にならないように。他に信頼できる方を見つけてアドバイスを貰い、自分で納得できるまで回答はしないようにしましょう。
できるだけ複数の経験者の話を聞いて自分なりの答えを見つけるようにしましょう。
いざ、内定をもらってから情報収集をするのでは遅いです。回答期限は1週間のことが多いからです。
普段から自分の譲れないポイントや実際に魅力的だと思っている環境で働く人の経験談を聞いておくようにしましょう。
家族への相談は早めに、且つしっかりプレゼンをして納得してもらえるように
オファーを貰って初めて家族に転職したい旨を伝え、了承が得られず、せっかく受かった第一志望の会社のオファーを「家族の同意が得られなかった」という理由で辞退される方が居ます。
こうならないように、遅くとも最終面接のセットが始まる前までにご家族の同意を得ましょう。
特に、結婚されている男性で奥様の反対による辞退が多いです。
今まで自分の思い通りに決めさせてくれていたので、転職についても同様かと思ったが、泣かれてしまった。という方も居ますよ。
ご参考まで(^^)
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