私は転職活動のアドバイザーをしていますが、その一方で企業様への採用支援もしています。
私が双方の仕事をするのは、日本の労働力を無駄にしないため。
労働者が自分の能力を発揮し幸せを感じながら働ける企業で最大限のパフォーマンスを発揮することで会社に利益をもたらせる事ができれば、労働者側も雇用者側もWinWinでハッピーです。
そのお手伝いをするために、双方のお手伝いをしています。
そんな前提があり、双方のお客様にお願いしている共通の事が沢山ありますが、その一つが今日のテーマです。
「求職者側も、その企業が自分がハッピーになれる会社か、自分が貢献できる会社かを評価するべし!」
会社に入れば自分のキャリアは会社が作ってくれる。
そんな時代は終わりました。
いや、以前からそんな企業はなかったと思います。ただ、会社に都合の良いようにレールがひかれていてその結果キャリア構築もできていただけ。
終身雇用もままならない現代において、自分の身は自分で守るべく、キャリア構築も自ら行っていく必要があります。
そして、転職活動では、その第一歩が、転職先企業の選考過程で、その企業が自分のキャリア構築にマッチしているのか確認するべきです。
そのために、求職者側も、選考過程において、その企業が自分がハッピーになれる会社か、自分が貢献できる会社かを評価するべきなのです。
どのように評価するの?
どのように評価をするか。ですが、評価をするには評価表が必須です。
まずは評価表を作るために、評価すべき項目を考えましょう。
先ずは、あなたが今回の転職で何を叶えたいのか、現職を辞めたい理由や、今後築きたいキャリアから考えます。
また、あなたのスキル・経験・行動特性に加えて、ハッピーになれる仕事・苦痛な仕事・努力なしにできる得意なこと・自然とできることなどを書き出して、貢献できる会社がどんな会社のどんな業務なのかを考えます。
大切な項目として人間関係や職場環境もあるかもしれません。
面接に行ったことのある方は解ると思いますが、会社に行くと、なんとなくその会社がわかります。
そして、面接官の見た目や話し方でも、会社の風土が分かります。
そういったところから感じることはもちろん、疑問点は面接中に質問をしたり、面接が終わったあとの会社の対応などすべてで判断(評価)をするのです。
評価項目が作れない場合は?
評価項目が作れない場合、まずは、書き出しましょう。
私のオススメはエクセルに書き出すことです。
ノート派の方はノートでも構いません。
頭の中で考えても纏まらない事が多かったり、何度も同じことを考えてしまうので書き出すことは必須です。
その上で、人と話してみることをオススメします。
漏れている項目が見つかったりします。
また、この作業は、転職活動中、思いついたらどんどん書き足します。一回でベストが作れるまで動かないのではなく、動きながら作りましょう。
私は、転職活動の個別面談のセッションもしているのですが、「○○さんはこの部分は譲れないポイントですね。表に書き足してくださいね。」とアドバイスをすることが多いです。
つまり、自分では気づけないことも多いんですね。
なので人と話すのです。
友人や家族にそのような話をしにくい。と言う場合は私もお手伝いしますのでお知らせくださいね。
Pros&Consを作る
評価項目が出来たら、転職活動中の企業や、気になっている企業のPros&Cons表を作成します。
日本語の直訳だと長所短所ですが、点数をつけたり、○×で評価する項目があったり、自分で比較するのにしっくりくる評価を決めて書き込んでいきましょう。
イメージが掴めない方にはNoteのこちらの記事で、現職とオファーが出たもう一社をくらべる例を掲載していますのでご参考まで。
Noteの例は2社を比べるものですが、複数社を比べる場合は点数化するのが良いですね。
書類だけで確認できる項目は、求人票などを見て埋めていきます。
それだけで評価できない場合は、面接やオファー面談の工程で確認をしていきます。
こうしておけば、オファー受諾するべきか悩んだ際に自分で答えを出せるのです。
最後に
いかがでしたでしょうか?
求職者側も評価表を作って、受験中の企業を評価していきましょう。
また、この方法は、自分のキャリア構築にも考えが及びますので、転職する気はないけどキャリアについて考えたい方にもオススメです。
私のオススメしている長期の転職活動の一部になります。
ぜひ、活用してみてください。